【ラテン文化のはじまり】
ラテンダンスと音楽のルーツは大航海時代、コロンブス(1451年頃〜1506年)の頃までさかのぼる。香辛料や鉱物が豊富な新大陸を発見したスペイン人は、その資源開発のために、アフリカの人々を奴隷として、カリブ海や南北アメリカに連れてきて労働力とした。アメリカ大陸にきたアフリカ人は、それぞれの居住地の文化を吸収しながらアフリカのリズムを乗せた独自の音楽やダンスを創造することにより、自分たちのアイデンティティを確立。タンゴ、サンバ、サルサなどのラテン音楽やダンスが多数生まれてきたのだ。
(引用: SALSA HOTLINE JAPAN発行「ラテンのトビラ」)
【サルサについて】
1960年代後半にニューヨークのプエルトリコ移民やキューバ人コミュニティ内で、ジャズ、ソウル、ロックなどの要素と融合し、1970年代頃までにサルサの音楽が確立されました。
ダンスとしてのサルサも、音楽と同じく、キューバやプエトリコ、カリブ海域のダンスがベースとなっています。1960年代後半、ニューヨークでプエルトリコ移民が中心となり、ストリートダンスから発展したペアダンスです。
サルサは中南米、北米、カリブ海域では庶民のダンスとして一般的ですが、米国社会でもラテン系移民やラテン系アメリカ人の浸透と共にサルサが根付いてきています。
また、ニューヨークで進化して、アメリカから世界中へと広まり、今では世界中で大人気のダンスとなっている為、ニューヨークが「サルサの発祥の地・メッカ」とも言われています。
【サルサのリズム】
サルサは南米音楽特有のクラーベというリズムで踊ります。1クラーベ = 8拍子(1・2・3・4、5・6・7・8 ) の音楽に6ステップを合わせて踊ります。
異なるステップやタイミングの違いで、ダンススタイルも変わってきます。
【サルサのダンススタイル】
ダンススタイルの違いはステップやタイミングの違いとなり、大きく分けて、N.Y.スタイル(on2)、L.A.スタイル (On1)、キューバン、コロンビア・カリなどがあります。
■N.Y.スタイル (On2)
2拍子目(裏拍)でアクセントを取るN.Y.スタイル(オン2)
サルサ発祥の地ニューヨークで発達したサルサのスタイルで「Mambo(マンボ)」とも呼ばれています。
■L.A.スタイル (On1)
1拍子目でアクセントを取るL.A.スタイル (オン1)
米国西海岸のロサンゼルスで発達したサルサのスタイルです。
■キューバンスタイル
On1、On2、On3など、リーダー(男性役)によって様々なタイミングで踊られています。
キューバで一般的に踊られているダンスです。
■コロンビアスタイル (カリ)
コロンビアのカリで発達したサルサのスタイルです。
素早い脚さばきが特徴のダンススタイルです。
■ルエダ・デ・カシーノ
複数の男女ペアが輪になって、リーダーの掛け声に合わせ、相手を変えながら踊ります。Rueda(ルエダ)とはスペイン語で「輪」の事です。
【1人でも踊れるサルサ】
ペアダンスが基本のサルサですが、1人でステップを踏んで踊る「シャイン」は女性1人だけでも、男性1人だけでも楽しむ事が可能です。
ペアダンスの途中で、男性も女性もそれぞれ1人で踊って楽しみます。また「シャイン」を中心としたレッスンやパフォーマンスも盛んで、女性だけ、男性だけ、又は男女混合の「シャイン」パフォーマンスも人気です。
簡単な説明ですが、徐々に濃厚な内容にしていきたいと思います。
サルサについての説明もちょっとずつ増やす予定で〜す。
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